2014年4月22日星期二

本田圭佑が真の10番になれるか



イースター休暇で先週末は全ての試合が一日早い土曜日に行なわれたが、ここでもミランの好調は続いている。これで5試合連続の勝利だ。ミランの5連勝はなんと2年半振り。イブラヒモビッチがミランの原動力であった頃にまで遡(さかのぼ)る。

 リボルノ戦での3-0の勝利は、セードルフ監督のこれまでのやり方が正しかったことを意味した。1月半ばに就任して以来、約3ヵ月に渡る困難な仕事がやっと今、実を結びつつあるのだろう。

 ワントップのバロテッリ、その下の3人のトレクアルティスタというセードルフ流のシステムを支えるためには、安定した堅い守りが必要である。そんな理想 的なDF陣をミランはついに手に入れた。相変わらずセードルフへの非難は毎日のように聞かれ、来シーズンの続投は難しいとは言われているが、一時はセリエ B落ちに近いとさえ言われていたミランも、今は6位に浮上(パルマと同勝ち点)した。不可能と思われていたヨーロッパリーグ出場権まであと一歩のところに まできている。

 ヨーロッパリーグは確かにチャンピオンズリーグに比べればワンランク劣る大会だが、とにかくヨーロッパの舞台には残ることができる。ミランというチーム にとってはヨーロッパのカップ戦でプレイしないこと自体がすでに大きな屈辱であるだけに、これを手に入れるか入れないかは大きな違いだ。ターラーブト、バ ロテッリ、そしてパッツィーニのゴールから得たリボルノ戦の勝利は、選手たちに再び自信を取り戻させた。特に精神面での効果は計り知れない。それはまさに 今シーズンのミランに一番必要なものであった。

 しかしこの試合に本田圭佑は出ることが出来なかった。10日前の捻挫がまだ完治していなかったからである。ただセードルフの信任厚い本田は、次の大事な 2試合の重要なコマとして考えられているだろう。そう、今後続く2試合は今シーズンのミランの運命を決定づける大事な、非常に大事な試合なのだ。

 まず4月25日にミランはアウェーの地でトッティ擁するローマと対峙する。好調のローマは現在2位。ユベントスと共に今シーズンのセリエA最強のチーム とされている。ローマは現在首位のユベントスと8ポイント差、スクデットを勝ち取るためには1試合も落とせない状況だ。そんなローマに対し、下馬評はミラ ン不利だが、先日フィレンツェでフィオレンティーナに勝利したことを考えれば、オリンピコでミランが歓喜の声を上げることも決して不可能ではない。

 そしてローマ戦の後の5月4日にはインテルとのダービーが待っている。現在インテルはミランのすぐ上の5位なので、この試合に勝てば一気に点差を縮め、 ヨーロッパリーグ出場への最大のチャンスとなる。それになによりも同じミラノの2チームが激突するダービーは、選手にとってもサポーターにとっても特別な 試合だ。前半戦のダービーでは敗れているだけに、ミランとしてはどうしても勝っておきたい。

没有评论:

发表评论